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サーバ管理

PROMコマンド

PROM (okプロンプト) とは、Solaris専用のBIOSの様なものです。ここに用意されたコマンドで主に以下のことが出来ます。

OSブート

当然ですが、OSをブート出来ます。こんな感じでブートします。optionとdiviceには、必要で有れば、値を付加してブートします。

ok> boot option divice

主要なものを以下にまとめておきます。

【bootオプション】
オプション 説明
r デバイスを再構成する際に指定します。新しいデバイスを接続したときは指定しましょう。
s シングルユーザモードでブートします。
a 対話形式でブートします。
v 冗長モード。

【bootデバイス】
デバイス 説明
cdrom CR-ROMからブートします。インストール時やトラブルシューティング時に使います。
disk ハードディスクからブートします。
net ネットワークからブートします。
floppy フロッピーからブートします。

パラメータ設定確認・変更

パラメータ設定確認・変更に関しては、PROMのパラメータ設定変更を参照して下さい。

システム構成情報を表示

システム構成情報を出力するコマンドに以下のようなものがあります。

メッセージ表示。

ok> banner

PROMのバージョン表示。

ok> .version

デバイスエイリアスの確認・設定

PROMは、デバイスをデバイスツリー(フルパス)で管理してます。これはかなり長ったらしいです。そこで、分かりやすく短いデバイスエイリアスを設定できます。devaliasコマンドを実行すると、現在設定されているデバイスエイリアスが確認出来ます。また、"devalias デバイスエイリアス フルパス"のようにすれば、デバイスエイリアスを設定できますが、再起動すると設定が消えてしまうので、恒久的に設定したい場合は、不揮発メモリに書き込むnvaliasコマンドを使用します。

デバイスエイリアスの確認。

ok> devalias

デバイスエイリアスの設定。但し、このままだとリブート時に設定が消去します。

ok> devalias disk2 /sbus@1f,0/QLGC,isp@0,10000/sd@1,0

恒久的に設定したい場合は、不揮発メモリに保存します。

ok> nvalias disk2 /sbus@1f,0/QLGC,isp@0,10000/sd@1,0

で、何が嬉しいかというと、このようにエイリアスを付けておけば、OSをdisk2からブートしたい時には、こんな感じでブートできます。

ok> boot disk2

不揮発メモリに保存したデバイスエイリアス消したい場合。

ok> nvunalias disk2
ok> reset

ハードウエアテスト

ハードウエアテストに関しては、デバイス認識ハードウエア診断なども参照してみて下さい。その他、PROMからは以下のようなテストをすることが出来ます。

NICのテスト。

ok> test net

システムクロック監視。

ok> watch-clock

ネットワーク監視。

ok> watch-net
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