サーバ管理
PROM (okプロンプト) のパラメータの設定を確認したり、変更したりする方法を記載します。もちろんPROM上からも出来ますし、OS上からはeepromというコマンドでも出来ます。
okプロンプト上で、printenvコマンドでパラメータの設定を確認、setenvコマンドでパラメータの設定を行います。
現在のパラメータの設定値を確認。
ok> printenv
パラメータの設定(パラメータと値の間は、スペースを入れます)。
ok> setenv boot-device disk2 ok> reset
あるパラメータの設定をデフォルト値に戻す。この例では、boot-deviceをデフォルト値に戻しています。
ok> set-default boot-device
全てのパラメータの設定をデフォルト値に戻す。
ok> set-defaults
OS上で、eepromコマンドでも同様なことを行えます。詳しくはマニュアルを参照して下さい。ここでは、適当に例を記載します。
現在のパラメータの設定値を確認。
# eeprom --- test-args: data not available. diag-passes=1 pci-probe-list=7,c,3,8,d,13,5 local-mac-address?=false fcode-debug?=false ttyb-rts-dtr-off=false ttyb-ignore-cd=true ttya-rts-dtr-off=false ttya-ignore-cd=true silent-mode?=false scsi-initiator-id=7 oem-logo: data not available. ・・・
パラメータの設定(パラメータと値の間は、=を入れます)。
# eeprom auto-boot?=true
全く自分の主観なんですけど、というか今まで運用の中でよく設定を変更したパラメータの一覧と説明を記載します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
output-device | 出力デバイス。ディスプレイの場合はscreen、シリアル場合はttyaとかにします。 |
auto-boot? | 自動ブートするかどうか。 |
boot-device | ブートデバイス。順番に指定します。disk cdrom netとか指定すると、最初にローカルディスクでブートを試み、次にローカルCD-ROMでブートを試み、最後にネットワークブートを試みます。 |
diag-switch? | trueでハードウエア診断をします。メモリ増設時とかによくやります。ハードウエア診断後は、忘れずにfalseに戻しましょう。 |
diag-level | ハードウエア診断のテストレベルです。minかmaxを指定します。 |