サーバ管理
多数のクライアントに高速にOSをインストールする場合に使用します。雛形となるサーバ上でフラッシュアーカイブを作成し、クライアント側でインストール時にそれを指定します。クライアントのハード構成が雛形サーバとほぼ同等構成である必要があります。
フラッシュアーカイブを作成するには、雛形となるサーバ上で以下のコマンドを実行します。
# flarcreate -n test /export/test.fla
ここまでの手順でフラッシュインストール環境が整ったので、フラッシュインストールを行ってみます。
普通にCDからインストールを開始します。途中でフラッシュアーカイブを選択するメニューが出てくるので、そこで先ほど作成したフラッシュアーカイブを指定します。
ok boot cdrom ・・・ - Solaris 対話式インストール ----------------------------------- システムはアップグレードが可能なので、次の 2 つのいずれかのオプションで Solaris をインストールできます。 アップグレードオプションは、以前のバージョンの Solaris に加えた変更を できるだけ多く維持しながら、Solaris を新しいリリースにアップグレード します。 アップグレードオプションを使用する前に、システムのバックアップを作成して ください。 初期オプションは、システムディスクを Solaris の新しいバージョンで上書き します。既存のファイルシステムは保存できます。 初期オプションでのインストールを開始する前に、以前のバージョンの Solaris に加えたすべての変更のバックアップを作成しておくことをお勧めします。 オプションを選択して一連の作業を完了すると、選択した内容が一覧表示され ます。フラッシュアーカイブでシステムをインストールする場合は「初期」を 選択してください。 ---------------------------------------------------------- Esc-2_標準 F3_前に戻る Esc-4_フラッシュ F5_終了 F6_ヘルプ - フラッシュアーカイブの検索方法 -------------------------------- この画面では、フラッシュアーカイブの抽出方法を選択します。抽出方法は、 アーカイブが保存されている場所によって異なります。たとえば、アーカイブ がテープ上にある場合は、「ローカルテープ」を選択します。 使用可能な検索方法 ======================================== [ ] HTTP [ ] FTP [X] NFS [ ] ローカルファイル [ ] ローカルテープ [ ] ローカルデバイス ---------------------------------------------------------- F2_継続 F5_取消し F6_ヘルプ - フラッシュアーカイブの追加 ------------------------------------ フラッシュアーカイブを含むネットワークファイルシステムのパスを指定して ください。 例 - NFS アーカイブの位置: syrinx:/export/archive.flar ============================================================= NFS アーカイブの位置: 192.168.1.5:/home/tmp/test.fla ---------------------------------------------------------- F2_継続 F5_取消し F6_ヘルプ - フラッシュアーカイブの選択 ------------------------------------ このシステムのインストールに使用するフラッシュアーカイブは次のとおりです。 追加したいアーカイブがある場合は「新規」を選択してください。 検索方法 名前 ========================================================== NFS test ---------------------------------------------------------- F2_継続 F3_前に戻る F4_編集 F5_新規 F6_ヘルプ - ディスクの選択 ----------------------------------------------- この画面では、Solaris ソフトウェアをインストールするディスクを選択します。 まず「推奨する最小値」フィールドの値を確認してください。これは、選択した ソフトウェアをインストールするために必要な容量の概算値です。「選択済み ディスク合計」フィールドの値が「推奨する最小値」フィールドの値を超える まで、ディスクの選択を続けてください。 Disk Device (Size) 空き領域 ============================================= [X] c0t2d0 (38162 MB) boot disk 38162 MB (F4 で編集) 選択済みディスク合計: 38162 MB 推奨する最小値: 2407 MB ---------------------------------------------------------- F2_継続 F3_前に戻る F4_編集 F5_終了 F6_ヘルプ
後は、通常の対話インストールとほぼ同様なので、割愛します。