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サーバ管理

パッチをあてる

パッチをあてる際の注意点をまとめてみました。実際、運用機ともなると導入時のRecommendedパッチだけで当分パッチあてはしないんですが。。。

心掛けること

自分なりにですが、パッチをあてる際に心掛けていることを列挙します。

  • シングルユーザモードであてる。無理ならば極力ネットワーク系のデーモンは停止しておく。
  • 最新パッチのチェックは必ず定期的に行う。
  • 必ずパッチに付属しているREADMEファイルを読む(書き変わるファイルのチェック、付加される起動スクリプト等)。
  • セキュリティのためにもkernel、memoryリーク、network(バッファオーバーフロー)等のパッチは必ず適用する。

システムにどんなパッチが適用されているか調査する

まずは、システムにどんなパッチが適用されているか調査します。Recommendedパッチのインストールログを確認したり、showrevコマンドで確認します。

Recommendedパッチのインストール履歴。

% less /var/sadm/install_dataSolaris_8_Recommended_log

パッチ格納ディレクトリの確認。

% ls -l /var/sadm/patch

showrevコマンドで確認。同じ事をpatchaddコマンドでも出来ます。

% showrev -p
% patchadd -p

パッチの適用

パッチをダウンロードし、展開後、patchaddコマンドで適用します。
patchaddコマンドに-dオプションを付加して実行すると、バックアップを取らずにパッチが適用されます。ディスク容量の節約が利点ですが、何か有った際に前の状態に戻せないので、/var/sadmによほど余裕がないとき以外は、このオプションは使わないようにしています。

# uncompress -c patch-id.tar.Z | tar -xvf -
# cd patch-id
# patchadd .

一度に多数のパッチを適用したい場合は、こんな感じ。patchdirは、パッチが置いてあるディレクトリです。

# patchadd -M <patchdir> patch-id patch-id patch-id

パッチのエラーコードについて

パッチを適用する際に、以下のようなエラーコードを出力する時があります。主要なエラーコードは以下の通りです。

Installation of xxxxxx-xx failed. Return code 2.
Installation of xxxxxx-xx failed. Return code 8.
Installation of xxxxxx-xx failed. Return code 25.

【パッチエラーコード】
code 意味
2 既にパッチが適用されている
8 パッチの対象となるパッケージがシステムにインストールされていない為に、パッチがインストール出来なかった
25 現在インストールしようとしているパッチをインストールする前に、予めインストールしなければならないパッチがインストールされていない
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